波田希少動植物保存会について

波田希少動植物保存会は、長野県松本市波田地域で希少野生動植物の調査・保護・保全に取り組んでいます。


基本理念

 私たちの住む波田地域には鉢盛山と白山に続く山々と、梓川をはじめとする大小様々な川や幾つもの堰、河岸段丘が織り成す美しい自然があり、野生動植物も沢山記録されてきました。しかし近年ホタルやミヤマシジミ、ササユリ等が近間で見られなくなり、子ども達も自然の中で遊ばなくなるなど寂しい状況が続いています。また高齢化などで、今まで守ってきていた自然や景観を守り続ける事も難しくなりつつあります。 

 私たちは市民の立場から、波田の希少動植物の保護・保全活動に取り組むことによって、地域の自然を学び、守り、より良い保全方法の研究や伝達等が行われ、活動する人々の楽しい交流の場ともなり、若者や子ども達が郷土の自然に触れて、次の世代に引き継ぐ人々が出て来てくれる、そんな保存会ができる事を願ってこの会を発足しました。 

 会員はそれぞれ可能な範囲で活動し、自ら創意工夫して、自由に意見交換しながら、仲間と協力して、楽しみながら活動を続けていくようにします。 



目的

 本会の活動は波田における希少野生動植物に注目し、その保護・保全に努める事によって、ひいては波田全体の自然や環境を守り、先人達によって培われてきた生物多様性のある美しい郷土の自然を次の世代に引き継いでいくことを目的とする。



沿革

2021年

  • 基本理念に賛同した、波田の自然に関係する団体や個人が集まり発足総会を開き、7部会で活動を開始する。この年規約も作られた。

2022年

  • 第2回定期総会コロナのため書面表決。2021年度活動報告書配布。
  • カタクリ群生地整備等野外活動は継続。JAC環境動物保護財団の助成金申請。
  • 環境省モニタリングサイト1000里地調査第5期募集に応募。

2023年

  • 第3回定期総会。2022年度活動報告書配布。
  • JAC環境動物保護財団の助成金決定。小看板等設置。池の浚渫工事等。
  • 環境省モニタリングサイト1000里地調査第5期に決定。
  • 「植物相・チョウ類・鳥類・カエル類・哺乳類」調査員による調査開始。

2024年

  • 第4回定期総会。2023年度活動報告書配布。
  • 活動報告会兼講演会。「モニ1000チョウ類調査 哺乳類調査」について報告。「身近な野生・里山動物」の演題で、講師をお招きし、公演していただいた。(公民館共済講演会)
  • モニタリングサイト1000里地調査2年目
  • 田んぼ部会創設